座・高円寺1 (東京都)
12月1日(日)〜4日(水):「失踪者」
12月7日(土)〜10日(火):「審判」
12月14日(土)〜18日(水):「城」
※12/1(日)、12/8(日)、12/15(日)の公演終了後、アフタートークあり
原作:フランツ・カフカ
構成・演出:松本修
2001年『AMERIKA』初演から継続された世界に類を見ない
「カフカ作品の舞台化」の集大成
「失踪者」「審判」「城」 三部作連続上演!!
© MODE Kafka Project 2013
『失踪者』
故郷のドイツで年上の女中に誘惑され、子供まで宿してしまった17歳の少年カール・ロスマンは両親の手でアメリカへ追い払われた。
ニューヨーク港へ汽船が到着し、上院議員の伯父が引き取ることになった。
裕福な伯父の下で、ロスマンは何不自由ない暮らしに浸っていたが、またしても
伯父の不興を買い追い出されてしまう。
ロスマンは安宿で、文無しのアイルランド人のロビンソンとフランス人のドラマルシュと知り合う。二人は言葉巧みにロスマンに奢らせる。
やがてロスマンは二人を見捨てて高級ホテルのエレベーターボーイになる。
1ヵ月半ほどが経ったとき、酒に酔ったロビンソンがやってきて金をせびり、そのことでロスマンは持ち場を離れ、またしてもホテルをクビになってしまう。
その後ロスマンはドラマルシュの同棲相手の下男として生活していたが、オクラホマの野外劇場の募集広告を見て有り金をはたき劇団にもぐりこむのだった・・・。
12月1日(日)〜4日(水):「失踪者」
12月7日(土)〜10日(火):「審判」
12月14日(土)〜18日(水):「城」
※12/1(日)、12/8(日)、12/15(日)の公演終了後、アフタートークあり
原作:フランツ・カフカ
構成・演出:松本修
MODE カフカ・プロジェクト2013
「カフカ作品の舞台化」の集大成
「失踪者」「審判」「城」 三部作連続上演!!
- 原作:フランツ・カフカ
- 構成・演出:松本 修プロフィール詳細
- 音楽:斎藤ネコプロフィール詳細
- 振付:井手茂太プロフィール詳細
- 美術:伊藤雅子 照明:大野道乃 音響:市来邦比古 衣裳:福田千亜紀
- 舞台監督:大津留千博 演出助手:村野玲子 宣伝美術:大久保篤
- 舞台写真:宮内 勝/益永 葉 アシスタントプロデューサー:綿貫 凜(オフィス コットーネ)
- 制作:オフィス コットーネ 票券:ぷれいす 企画・製作:MODE
- 提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
- 後援:杉並区
- 協力:FMG/演劇実験室万有引力/Queen B/ジェイ.クリップ/スターダス・21/ティーファクトリー
- ディアクロス・エンタテインメント/トランスバレンチ/ノックアウト/長谷川事務所/文学座
- ラ・ヴァンス/流山児★事務所/ワンダープロ
- 原作:フランツ・カフカ
- 構成・演出:松本 修プロフィール詳細
- 音楽:斎藤ネコプロフィール詳細
- 振付:井手茂太プロフィール詳細
- 美術:伊藤雅子 照明:大野道乃 音響:市来邦比古 衣裳:福田千亜紀
- 舞台監督:大津留千博 演出助手:村野玲子 宣伝美術:大久保篤
- 舞台写真:宮内 勝/益永 葉 アシスタントプロデューサー:綿貫 凜(オフィス コットーネ)
- 制作:オフィス コットーネ 票券:ぷれいす 企画・製作:MODE
- 提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
- 後援:杉並区
- 協力:FMG/演劇実験室万有引力/Queen B/ジェイ.クリップ/スターダス・21/ティーファクトリー
- ディアクロス・エンタテインメント/トランスバレンチ/ノックアウト/長谷川事務所/文学座
- ラ・ヴァンス/流山児★事務所/ワンダープロ
- 【料金(全席指定・税金)】
- 一般4,500円 | 65歳以上4,000円 | 25歳以下3,000円
- 65歳以上・25歳以下はぷれいすのみ取り扱い
- ★三作品セット券★(ぷれいすのみ取り扱い)
- 一般12,000円 | 65歳以上11,000円 | 25歳以下8,000円
- ※開演後のご入場の際は本来のお席にご案内出来ない場合があります。ご了承ください。
- ※未就学児の入場はご遠慮下さい。
- ※座・高円寺の劇場回数券「なみちけ」もご利用いただけます。
- なみちけ1シート=4ステージ分をチケット引換券:
- 一般12,000円 | 割引(学生・22歳以下・65歳以上)10,000円
- 【チケット取り扱い】
- ぷれいす
- 03-5468-8113(平日11:00〜18:00)
- http://place-net.co.jp/mode.html
- イープラス
- http://place-net.co.jp/mode.htmlパソコン&携帯
- チケットぴあ
- 0570-02-9999(Pコード:431-474)
- http://t.pia.jp/パソコン&携帯
- 座・高円寺チケットボックス
- 03-3223-7300(月曜定休|TEL10:00〜18:00|窓口10:00〜19:00)
- http://za-koenji.jpパソコン&携帯
- 〈下記3点に関するお申し込み・お問い合わせは座・高円寺チケットボックス|TEL03-3223-7300まで〉
- ※車椅子スペースをご利用の方は、観劇日の前日までにお申し込み下さい。
- ※障害者手帳をお持ちの方は、座・高円寺チケットボックスでのご予約に限り1割引になります。
- ※託児サービスをご利用の方は観劇日の1週間前までにお申し込み下さい。
(定員あり|対象年齢1歳〜未就学児|要予約|料金:1,000円)
- 【お問い合わせ】
- ぷれいす 03-5468-8113(平日11:00〜18:00)
〒166-0002 東京都杉並区高円寺2-1-2
TEL03-3223-7500 JR中央線「高円寺駅」北口徒歩5分
※土日の中央線快速は高円寺に停車しませんのでご注意ください。
※駐車場はございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。
『失踪者』
故郷のドイツで年上の女中に誘惑され、子供まで宿してしまった17歳の少年カール・ロスマンは両親の手でアメリカへ追い払われた。
ニューヨーク港へ汽船が到着し、上院議員の伯父が引き取ることになった。
裕福な伯父の下で、ロスマンは何不自由ない暮らしに浸っていたが、またしても
伯父の不興を買い追い出されてしまう。
ロスマンは安宿で、文無しのアイルランド人のロビンソンとフランス人のドラマルシュと知り合う。二人は言葉巧みにロスマンに奢らせる。
やがてロスマンは二人を見捨てて高級ホテルのエレベーターボーイになる。
1ヵ月半ほどが経ったとき、酒に酔ったロビンソンがやってきて金をせびり、そのことでロスマンは持ち場を離れ、またしてもホテルをクビになってしまう。
その後ロスマンはドラマルシュの同棲相手の下男として生活していたが、オクラホマの野外劇場の募集広告を見て有り金をはたき劇団にもぐりこむのだった・・・。
『審判』
銀 行員ヨーゼフ・Kは、30歳の誕生日を迎えた朝、刑事の来訪を受け、突然逮捕を宣告される。全く身におぼえのないKは、逮捕の理由をたずねるが、相手の男 は、「君は逮捕されているのだ。すでに訴訟手続きが始まっている。」と言うばかりである。だがKは拘束されなかったので、ふだんと何も変わらずに銀行勤め をつづける。
ある日電話がかかってきて、Kの事件の審理が行われることが通告される。指定された場所へ出かけてみると、そこは古い長屋でKには裁 判の実態さえわからない。Kはもちろんこの奇妙な法廷で無罪を主張するが、何の効果もない。ついにKは判事をののしって、この法廷をとび出してしまう。
彼 の生活は、破壊されてゆく。いぜんとして彼の法廷闘争は何の効果もあらわさない。伯父の紹介で、Kは弁護士フルトを訪ねるが、弁護士の秘書レーニと関係を 持ってしまい、この訪問さえも台なしにしてしまう。怪しい画家ティトレリもKを助けようとするが、結局Kを救うことはできない。
ある日、寺院のうす暗い中で、ひとりの僧侶に会う。僧侶はKに、「掟」についての伝説を語る。逮捕の宣言以来1年を経た誕生日の前夜、Kはフロックコートにシルクハットを着けた二人の男に連れ出され、刑場である石切り場に引き立てられるのであった・・・。
現 代人の諸問題、特に罪や掟をテーマとしたカフカの作品は、非現実的で不条理な事件を、簡潔・平易な文章で日常の事件のように淡々と描くことによって、それ らの事件に異様な現実感を与えている。はっきりした罪なくして逮捕されるKの物語は、万人が犯しながら気づかないでいる現代人の原罪を追求したもので、カ フカの「罪」に対する思想をよくあらわしている。
『城』
ある村に到着したKという男が、その村を支配する城に辿りつこうとして様々に働きかけるが、村人たちに振り回されるばかりでどうしても果たせない。
城の存在はずっと謎めいたままで、Kが城にこだわる理由も定かではない。その点ではまさしく不条理小説なのだが、ドラマを構成する場面、場面では、カフカの特徴である奇妙で真面目でコミカルな人間模様が展開する。
それは社会制度から発するトラブルや悲哀だったり、男女のままならぬ関係だったりで、そこでの登場人物の言動は卑近で、ときには笑いを誘う。
K をめぐる村人たちのキャラクターも「城」の面白さの一つだ。そっくりな外見で機械仕掛けのように動く2人の助手、Kをいいくるめようとするいかがわしい村 長、仕事に一所懸命だが頼りない伝令の青年などなど。特に魅力的なのがKをめぐる女性陣で、城の官僚の愛人だったフリーダをはじめ、年増の貫録をみせる酒 場の女将から野心に燃える小娘の女中まで、多彩なタイプがそろっている。フリーダには、カフカが「城」を書き始める少し前まで付き合っていた人妻ミレナが 投影されているといわれている。
ある日電話がかかってきて、Kの事件の審理が行われることが通告される。指定された場所へ出かけてみると、そこは古い長屋でKには裁 判の実態さえわからない。Kはもちろんこの奇妙な法廷で無罪を主張するが、何の効果もない。ついにKは判事をののしって、この法廷をとび出してしまう。
彼 の生活は、破壊されてゆく。いぜんとして彼の法廷闘争は何の効果もあらわさない。伯父の紹介で、Kは弁護士フルトを訪ねるが、弁護士の秘書レーニと関係を 持ってしまい、この訪問さえも台なしにしてしまう。怪しい画家ティトレリもKを助けようとするが、結局Kを救うことはできない。
ある日、寺院のうす暗い中で、ひとりの僧侶に会う。僧侶はKに、「掟」についての伝説を語る。逮捕の宣言以来1年を経た誕生日の前夜、Kはフロックコートにシルクハットを着けた二人の男に連れ出され、刑場である石切り場に引き立てられるのであった・・・。
現 代人の諸問題、特に罪や掟をテーマとしたカフカの作品は、非現実的で不条理な事件を、簡潔・平易な文章で日常の事件のように淡々と描くことによって、それ らの事件に異様な現実感を与えている。はっきりした罪なくして逮捕されるKの物語は、万人が犯しながら気づかないでいる現代人の原罪を追求したもので、カ フカの「罪」に対する思想をよくあらわしている。
『城』
ある村に到着したKという男が、その村を支配する城に辿りつこうとして様々に働きかけるが、村人たちに振り回されるばかりでどうしても果たせない。
城の存在はずっと謎めいたままで、Kが城にこだわる理由も定かではない。その点ではまさしく不条理小説なのだが、ドラマを構成する場面、場面では、カフカの特徴である奇妙で真面目でコミカルな人間模様が展開する。
それは社会制度から発するトラブルや悲哀だったり、男女のままならぬ関係だったりで、そこでの登場人物の言動は卑近で、ときには笑いを誘う。
K をめぐる村人たちのキャラクターも「城」の面白さの一つだ。そっくりな外見で機械仕掛けのように動く2人の助手、Kをいいくるめようとするいかがわしい村 長、仕事に一所懸命だが頼りない伝令の青年などなど。特に魅力的なのがKをめぐる女性陣で、城の官僚の愛人だったフリーダをはじめ、年増の貫録をみせる酒 場の女将から野心に燃える小娘の女中まで、多彩なタイプがそろっている。フリーダには、カフカが「城」を書き始める少し前まで付き合っていた人妻ミレナが 投影されているといわれている。