2012-11-30

東欧からの労働者階級のユダヤ系移民のために書かれた雑誌や新聞

米国のコーネル大学キール労使関係アーカイブセンターと、英国のウォーリック大学近現代史料センターが、イディッシュ語の雑誌や新聞をデジタル化し、クラウドソーシングにより英訳する共同事業を行うとのことです。

デジタル化されるのは、東欧からの労働者階級のユダヤ系移民のために書かれた雑誌や新聞で、1500ページ以上にのぼります。翻訳への協力を希望する人は、プロジェクトのサイトにおいて登録した上で、できる分量を行えばよいとのことです。

Yiddish Goes Digital (with a Little Help from Its Friends)
Crowdsourcing Project Will Create Transatlantic Labor History
Archive(Cornel University 2012/11/27)
http://communications.library.cornell.edu/news/121127/YiddishCrowdsourcing

ウォーリック大学のプロジェクトのサイト
http://transcribe.lib.warwick.ac.uk/yt/index.php/Main_Page

2012-11-14

野村廣之『フランツ・カフカ入門』

フランツ・カフカ入門
野村 廣之
価格 2,300 円 (本体2,190円・税110円)
新書判 134頁 無線綴じ
ISBN9784883618606
2011年03月31日発行

2012-11-06

『カフカ入門 世界文学依存症』

カフカ入門

世界文学依存症
室井 光広著
シリーズ:東海大学文学部叢書
ジャンル1:文学/null
ISBN978-4-486-01768-4 C1398 220頁 A5判
定価2940円(税込) 2007年11月05日

「真正の愛の世界にたどり着く前に、作家はいわば試練としての異性愛をわが身に課した」(本文より)。
カフカの秘められたエロスとは・・・・・・。芥川賞作家によるカフカ文学依存症患者組合へのイニシエーション。

目次
第一部 カフカ入門
 I 千声と一声
 II くるみ割り式
 III 見者カフカ
 IV カフカの書き出し——『変身』の場合
 V カフカの書き結び——『審判』の場合
 VI ちっぽけな問題作——『父の気がかり』考

第二部 世界文学依存症——カフカ入門のための十三参り
 1 旧訳K書と新訳K書
 2 服用と着服
 3 ベンヤミンの着服
 4 極めつきの邪道
 5 花の道行き
 6 依存症患者K
 7 人魚の男
 8 友愛的かつ裏切り的
 9 「あのギリシャの神」と「若い薬草」
 10 サトゥルヌス人
 11 遺言という錬金術
 12 聖セバスチャンの変種
 13 十三参りの終りに

カフカの門前——あとがきに代えて
主要参考文献
フランツ・カフカ略年譜