2011-07-25
オットー・フォン・ハプスブルク(Otto von Habsburg、1912年11月20日 - 2011年7月4日)
第1次世界大戦に敗れて1918年に廃位した皇帝カール1世の長男。国外追放後はドイツ(旧西独)に移り、79年に同国選出の欧州議会議員に当選した。
2011-07-19
カレル大学が図書館情報学ポータルサイト開設
Portál:Informační věda a knihovnictví
http://cs.wikipedia.org/wiki/Port%C3%A1l:Informa%C4%8Dn%C3%AD_v%C4%9Bda_a_knihovnictv%C3%AD
The portal Information Science and Librarianship (NAPLE Blog 2011/7/14付けの記事)
http://napleblog.wordpress.com/2011/07/14/the-portal-information-science-and-librarianship/
Ústav informačních studií a knihovnictví
http://uisk.ff.cuni.cz/
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Charles University
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Associate Professor Richard Papik
Director of the Institute
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2011-07-14
『菜食主義者 (新しい韓国の文学 1)』・・突然菜食主義者となった妻と力ずくでも肉を食べさせようとするその家族たち
ハン・ガン (著), 川口恵子 (編集), きむ ふな (翻訳)
# 単行本(ソフトカバー): 308ページ
# 出版社: cuon; 初版1刷り版 (2011/6/15)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4904855027
# ISBN-13: 978-4904855027
# 発売日: 2011/6/15
「菜食主義者」「蒙古斑」「木の花火」の3編の独立した中篇小説からなっている長編小説である。3編を通して語られるのは、主人公ヨンへとその家族たちの物語だ。
「菜食主義者」はヨンへの夫を語り部に、突然菜食主義者となった妻と力ずくでも肉を食べさせようとするその家族たちを描く。結婚し、一家の主婦となっている大人の娘に肉を食べないからといって暴力をふるう父親、自らの力では妻をいかんともしがたく、冷蔵庫に保管していた高価な肉を処分してしまったと妻の親に泣きつく夫。
「蒙古斑」はヨンへの姉の夫、つまり義兄にあたる、創作に行き詰まった映像作家が、妻から妹の体に残る蒙古斑の話を聞いたことから始まる、悲劇への序曲。
「木の花火」は、"木になってしまった�妹ヨンへと、見守る姉の追想と後悔。
このように記述すると、ありふれた家族小説のようだが、ハン・ガンが描き出す世界は平凡ではない。主人公たちの心の奥底に潜む深い孤独と、やりきれないほどの心の傷とが読み手の心に息苦しいほど迫ってくる。
■内容紹介
「新しい韓国文学シリーズ」第1作としてお届けするのは、韓国で最も権威ある文学賞といわれている李箱(イ・サン)文学賞を受賞した女性作家、ハン・ガンの『菜食主義者』。韓国国内では、「これまでハン・ガンが一貫して描いてきた欲望、死、存在論などの問題が、この作品に凝縮され、見事に開花した」と高い評価を得た、ハン・ガンの代表作です。
ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)—
3人の目を通して語られる連作小説集
■著者について
ハン・ガン(韓江)
1970年韓国・光州生まれ。 延世大学国文学科を卒業。
1993年季刊「文学と社会」に詩が、翌年ソウル新聞の新春文芸に短編小説「赤い碇」が当選し文壇にデビューした。
現在、ソウル芸術大学の文芸創作科教授。
本作『菜食主義者』で、韓国で最も権威ある文学賞、李箱文学賞を受賞。その他の作品に、短編集『麗水の愛』『私の女の実』、長編小説『黒い鹿』『あなたの冷たい手』『風が吹いている、行け』、散文集に『そっと静かに歌う歌』『愛と、愛を取りまくもの』などがある。
小説のほかに、絵本『雷小僧、天女稲妻、小僧天女』、大人のための童話『涙の箱』『わたしの名前は太陽花』などがあり、童話の翻訳も多数手がけている。韓国小説文学賞、今日の若い芸術家賞、東里文学賞など受賞多数。
2011-07-07
中澤孝之『ロシア革命で活躍したユダヤ人たち 帝政転覆の主役を演じた背景を探る』
定価(税込): 4725円
四六判
ISBN 978-4-04-653751-5-C0022
発行元:角川学芸出版
ロシア革命とユダヤ人を結びつけ、革命家たちの人生を網羅的に取り上げる。ロシア革命で大きな役割を演じながら、長年タブー視されてきたユダヤ系活動家の実像に迫る好著。
「革命の父」レーニンから現大統領のメドベージェフに至るユダヤ系政治エリートの系譜をひもとき、現在もロシアに根強く残る反ユダヤ主義の問題点をあぶり出す。
1917年、ロシア革命はなぜ起こったのか。本書では革命の旗手のユダヤ人に焦点を当て、なぜユダヤ人がそうなりえたのか、当時の多くのユダヤ人の生涯をたどって検証する。ロシア史を学ぶうえで必見の書。
膨大な研究が積み重ねられるロシア革命について、旗手としてのユダヤ人たちに焦点を当てた、ロシア史を学ぶうえで必見の書
ロシア革命は、もちろん、そこに住むロシア人による革命であったが、ユダヤ民族を出自とする革命家の多くが革命で指導的な役割を果たし、ロシア人以外の民族の中で突出していた事実は否めない。
そこで、19世紀の帝政ロシアに生まれたユダヤ人、それも20世紀最大の革命、ロシア社会主義十月革命に直接、あるいは間接に関与した有名、無名のユダヤ人活動家(革命家)をできるだけ多く拾い上げ、彼らの生い立ちを探ることを目的の一つとした。それは当時のロシアの全人口比率にしてわずか約4%のユダヤ民族出身の彼らが革命(あるいは改革)運動に参加し、しかもその多くは革命指導部を占め、率先して革命をリードした背景・動機を探るためである。(「はしがき」より)