2010-04-27
2010-04-21
『死のミメーシス ベンヤミンとゲオルゲ・クライス』
本書は、ベンヤミンにおけるゲオルゲ・クライスのもつ意味や影響を論じたもので、30年以上にわたって書かれた論文を加筆訂正したり、新たな章を追加をし一書にした。ゲオルゲもベンヤミンも、どちらもボードレールを独訳者であるというそれだけの知識をもとにして論文を書いたのが始まりだったとある。
16頁に、
「ホーム」(Heim)
というものが当時のベルリンでどういうものであったか、というトピックが
目次
:様式・夭折-ありし日の若者たち
「神話」と「神話的なもの」(翻訳・姿勢-ボードレールの『白鳥』
異教・神学-バッハオーフェンと「宇宙論サークル」
原像・幻像-ゲオルゲ、クラーゲス、アドルノ)
再現のメディア(朗読・祭祀-パンヴィッツ、ベーリンガー、ヘリングラート
活字・筆跡-ゲオルゲ、クラーゲス
写真/相貌-ゲオルゲ、ダウテンダイ)
作品を読むベンヤミン(引用・転位-テクスト群としてのヘルダーリーン
句切/身体-ゲーテ、ヘルダーリーン、ゲオルゲ
形姿/歴史-ゲオルゲ、カフカ、クレー)
出版社名
:岩波書店
発行年月
:2010年3月
ページ数/版型
:330,16ページ/20
ISBNコード
:978-4-00-023475-7(4-00-023475-7)
ベンヤミンの思考は、今日もなお挑発し続ける。その思想の生成過程から、近代と反近代のはざまで、不可能な「第三の道」を探った精神の秘密に迫る。ゲオルゲとその周辺への親近と疎隔に隠された事情-神話的なものの豊饒な親和力から、「死」を梃子にして身を解き放とうとするベンヤミンの逆説的な身振りは、神話と革命、神話と純粋言語、神話と神学をめぐるその両義的な思考の道筋について、多くを語っている。「死のミメーシス」という生存を賭けた営みをテクストから掘り起こし、思想が跳躍する瞬間をハイスピードカメラでとらえる。
2010-04-19
西岡兄妹のカフカ短編作品漫画化
西岡兄妹
1,365円(本体価格 1,300円+税)
2010/04/20発売
978-4-86332-239-4
『変身』ほか、不朽の名作を完全コミック化!!
斬新で大胆で かつ あくまでも正確なカフカ文学の「翻訳」。柴田元幸
フランツ・カフカの名作が西岡兄妹の驚異の筆致で現代によみがえる!!<収録作品>家父の気がかり / 変身 / バケツの騎士 /
ジャッカルとアラビア人 / 兄弟殺し / 禿鷹 / 田舎医者 / 断食芸人 / 流刑地にて(モンキービジネスでの好評連載を単行本化)
モンキービジネスで好評連載されていた作品群に、あの名作「変身」をなんと描きおろしで収録!この「変身」ですが、この話にはお決まりの「あれ」の姿が出てきません。「変身」の漫画・映像化は過去いくつもありますが、これは初の試みのはず…。あとはぜひ本書を読んでお確かめください。カフカ漫画の決定版です。
請求記号 Z71-Y311
タイトル Monkey business
並列タイトル モンキービジネス
巻次・年月次 v. 1 (2008 spring)-
出版地 東京
出版者 ヴィレッジブックス‖ヴィレッジ ブックス
出版年 2008-
形態 ; 21cm
注記 責任編集: 柴田元幸
注記 v. 5は2刷もあり
刊行頻度 Q: 季刊
全国書誌番号 01023158
団体・会議名標目 ヴィレッジブックス‖ヴィレッジ ブックス
NDLC ZK24
本文の言語コード jpn: 日本語
書誌ID 000010284889
8号
Classics in Comics
西岡兄妹 家父の気がかり フランツ・カフカ(訳=池内紀)原作
定価:1,470円(本体価格 1,400円+税)
ISBN:978-4-86332-216-5
7号
定価:1,365円(本体価格 1,300円+税)
ISBN:978-4-86332-187-8
Classics in Comics
西岡兄妹 禿鷹 フランツ・カフカ(訳=池内紀)原作
6 2009.Sum.
Classics in Comics
西岡兄妹 兄弟殺し フランツ・カフカ(訳=池内紀)原作
5 2009.Spr.
Classics in Comics
西岡兄妹 バケツの騎士 フランツ・カフカ(訳=池内紀)原作
4号
定価:1,050円(本体価格1,000円+税)
ISBN:978-4-86332-119-9
Classics in Comics
西岡兄妹 ジャッカルとアラビア人 フランツ・カフカ(訳=池内紀)原作
2 2008.Sum.
Classics in Comics
西岡兄妹 田舎医者 フランツ・カフカ(訳=池内紀)原作
1 2008.Spr.
Classics in Comics
西岡兄妹 流刑地にて フランツ・カフカ(池内紀=訳)原作
2010-04-08
18世紀から20世紀にかけての読書
ハーバード大学図書館は、「読むとは何か?」ということの知識的、文化的、政治的歴史研究に役立つ同館資料のコレクションを、"Reading:
Harvard Views of Readers, Readership, and Reading
History"として、オンラインで公開しました。コレクションには、注釈付きの個人の蔵書、個人の蔵書目録、ハーバード大学図書館の記録資料、18世紀から20世紀にかけての読みの教科書などが含まれています。
Reading: Harvard Views of Readers, Readership, and Reading History
http://ocp.hul.harvard.edu/reading/
2010-04-05
2010-04-02
ドイツの図書館におけるデジタル化とグローバル化の先進的な取り組み
情報管理. Vol. 53, No. 1, (2010), 41-44 .
http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/53/1/53_41/_article/-char/ja
2010-04-01
『死のミメーシス——ベンヤミンとゲオルゲ・クライス』
# 単行本: 352ページ
# 出版社: 岩波書店 (2010/3/31)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4000234757
# ISBN-13: 978-4000234757
# 発売日: 2010/3/31
# 商品の寸法: 18.8 x 14 x 3.6 cm
表象と批評
—— 映画・アニメーション・漫画 ——
加藤 幹郎
出版社: 岩波書店
■体裁=四六判・上製・224頁
■定価 2,940円(本体 2,800円 + 税5%)(未刊)
■2010年4月28日
■ISBN978-4-00-024502-9 C0037
なぜ『レベッカ』の怯える妻は,何度も呆然・自失するのか? ライアン二等兵の「声」は画面のどこから聞こえてくるのか?
ヒッチコック,スピルバーグ,エドガー・G.アルマー,イーストウッド,新海誠,荒木飛呂彦,ちばてつや,楳図かずおetc.ジャンルを超えて,それぞれの最重要作品を凝視し,その魅力に肉薄する,待望の評論集.
イタリアのおもかげ
ディケンズ
伊藤 弘之,下笠 徳次,隈元 貞広 訳
出版社: 岩波書店
■赤229-8
■体裁=文庫判・並製・カバー・432頁
■定価 987円(本体 940円 + 税5%)(未刊)
■2010年4月16日
■ISBN978-4-00-322298-0
1844年7月,32歳のディケンズは家族とともにイタリアに向けて出発した.ジェノヴァを拠点に,およそ1年にわたって,ヴェネツィア,ピサ,ローマ,ナポリなど各地を見て回った.本書はディケンズ独特の観察眼が発揮された臨場感あふれる紀行文となっており,随所に滲み出ているカトリック批判はとりわけ印象深い.本邦初訳.