2010-12-17

「演劇なるもの」をめぐっての原理的考察

> 演劇インタラクティヴ 日本×ドイツ
>
> 編者:谷川道子(東京外国語大学教授、GCOE研究協力者)、秋葉裕一(早稲田大学演劇博物館副館長、GCOE拠点副リーダー)
>
> 【内容】
> 世代、問題意識、専門領域を異にする十人の論者が、「演劇」をめぐって問いかけあい、語りあい、切り結んだ考察の軌跡
>
> 2010年3月1日発行
> A5判・291ページ
> 早稲田大学出版部
>
> 定価3,200円+税
> 【目次】
> 前口上 谷川道子
>
> 第一の段「演劇なるもの」をめぐっての原理的考察
> 第一場 中島裕昭:「キャラ」で見る喜劇—映画「釣りバカ日誌」とブレヒト/ヴォリヨキの『プンティラ』—
> 第二場 尾方一郎:人形劇、日本とドイツの場合—儀礼からオブジェクト・シアターへ—
> 第三場 本田雅也:ドイツと日本、「近代」と演劇—「国民/国家」が生まれるとき、「演劇」とのそれぞれのつきあいかた—
> 第四場 丸本 隆:ドイツの日本演劇受容にみる異文化「誤解」のダイナミズム—「能まがい」「歌舞伎もどき」が投じた波紋—
>
> 第二の段 20世紀初頭の<日本×ドイツ>演劇の同時代性と差異
> 第五場 谷川道子:築地小劇場の成立と展開—ドラマティストとしての久保栄の位置ー
> 第六場 市川 明:宝塚歌劇とカイザーの『二つのネクタイ』—堀正旗が残したもの—
> 第七場 萩原 健:<作品の美学>よりも<作用の美学>を!—戦前の日独アジプロ演劇の実践—
>
> 第三の段 現代演劇における<日本×ドイツ>の新たなる創造性
> 第八場 秋葉裕一:ベルトルト・ブレヒトと井上ひさし—「あとから生まれてくる人々へ」の「思い残し切符」—
> 第九場 大塚 直:アングラ演劇の世界的位相—寺山修司のドイツ体験と「市街劇」成立をめぐって—
> 第十場 四ツ谷亮子:一九九〇年代以降の現代演劇の実践と批評—ドイツと接する「点」から「面」へ—
>
> 後口上 秋葉裕一
>
> http://www.enpaku.jp/publish/book/publish20100301.html