ネズミは歌を覚え、再現することが出来るという発見が最近なされたが、ここに新たなセンセーションが加わった。ネズミは合唱をうたうことまで出来るという。実験を通じて、米国の学者らが明らかにした。
オスのネズミが数匹、メスの個体と一緒にケージの中にいるとき、彼らは歌い出す。各オスはリズムとメロディーを調節し、コーラス・アンサンブルを形成する。報告書に記された。隣の歌い手に合わせて、各個体が音程を調節することも明らかになった。
残念ながら、人間の聴力では、ネズミの「トリル」を完全に聴くことは出来ない。50から100キロヘルツという音域で歌うからだ。人間の耳には一部の音階が聴こえるのみで、「きいきい」鳴っているとしか感じられない。
これまでは、動物界でこうした能力を有しているのは鳥類だけだと考えられていた。
イタル・タス(12.10.2012, 05:14)