2013-03-27

高橋悠治「巣穴、塔、小舟」

磯崎新建築論集
四六判・上製カバー・平均300頁・月報付
装丁:桂川 潤
岩波書店

■構成 全8巻
半世紀にわたり建築界をリードし,現在なお国際的な場で活躍し続ける磯崎新.その巨大な存在感はどこから来るのか.建築家であると同時に,芸術家,批評家,思想家として活躍する磯崎新の,思想のエッセンスを分かりやすい形で凝縮する集大成的著作論集.次代を担う中堅気鋭の建築家,建築史家の協力を得て,常に新鮮な問題提起で挑発し続ける著者の思想の核心と魅力の秘密を浮き彫りにする.十数編の意欲的書下ろし論考と著者自身による各巻解題を収録.未来に継承さるべき,わが国建築界の思想的財産.

■ 全巻構成

第1巻 散種されたモダニズム
——「日本」という問題構制

(第2回/3月26日発売)
『磯崎新建築論集』月報2
田中純「《建築》へのノスタルジア」
伊東豊雄さ「磯崎新にとっての1969」
高橋悠治「巣穴、塔、小舟」

第2巻 記号の海に浮かぶ〈しま〉
——見えない都市

第3巻 手法論の射程
——形式の自動生成

第4巻 〈建築〉という基体
——デミウルゴモルフィスム

第5巻 「わ」の所在
——列島に交錯する他者の視線

第6巻 ユートピアはどこへ
——社会的制度としての建築家

第7巻 建築のキュレーションへ
——網目状権力と決定

第8巻 制作の現場
——プロジェクトの位相