2013-03-28

『男漱石を女が読む』『女々しい漱石、雄々しい鴎外』『夏目漱石を江戸から読む—新しい女と古い男』

男漱石を女が読む
著者: 渡邊 澄子
ISBN-13: 9784790715917
発売日: 2013-04-02
価格: ¥ 4,200(税込)
法的には男女平等社会となって久しいが、現在に至ってもなお女性差別が現前することを思い合わせると、夏目漱石の新しさが際立つ。女性の人権確立を切望する著者が
漱石文学を女の視点からジェンダー論として読み、漱石の平等主義を検証する。
単行本: 412ページ
出版社: 世界思想社 (2013/4/2)
ISBN-10: 4790715914
ISBN-13: 978-4790715917
発売日: 2013/4/2

女々しい漱石、雄々しい鴎外
渡辺澄子 著, 世界思想社, 1996.1, 255p
フェミニズムの視点から、日本文学史上に屹立する二人の作家を中心に、近代文学を読み直す。漱石の女性嫌悪の情は具体的に作品のどんなところから読みとれるのか。鴎外の女性観は…。時代と人間性を明らかにする。

目次
漱石の読みなおし
鴎外の読みなおし
現代作家を読む


夏目漱石を江戸から読む—新しい女と古い男 (中公新書)(小谷野 敦)
初版発行日1995/3/25
判型新書判
ページ数248ページ
定価777円(本体740円)
ISBNコードISBN978-4-12-101233-3

近代日本文学を代表する作家で、英文学者でもあった漱石。その作品は、英米文学の受容とともに論じられることが多かった。本書は漱石作品を、人形浄瑠璃や歌舞伎、浮世草子、人情本、読本のような江戸期の文学と西洋文学との交点に生まれたものとして捉え、比較文学の手法を用いて分析、・坊つちやん・の武士的精神が・虞美人草・以降、恋愛の世界と交錯し、同性関係と異性関係の絡み合いとして・こゝろ・が生まれる過程を考察する。