2011-11-22

高山宏オススメ『ドイツ文学の短い歴史』Die kurze Geschichte der deutschen Literatur. Hanser, München; Wien 2002

ハインツ・シュラッファー 著
和泉雅人/安川晴基 訳
四六判・330頁
ISBN978-4-8102-0065-2
2,940円 (本体2,800円)
単行本: 334ページ
出版社: 同学社 (2008/08)
ISBN-10: 4810200655
ISBN-13: 978-4810200652
発売日: 2008/08
商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.4 cm

Die kurze Geschichte der deutschen Literatur. Hanser, München; Wien 2002


■内容紹介
ドイツの作家は文学で稼いで生きていたわけではない。
文学のために生きていたのである。
 2002年に出版された本書は、発売と同時にドイツの読書界にセンセーションを巻き起こした。「ドイツ文学」は「千年以上にわたる歴史ではなく、きっかり200年、1750年から1950年までの歴史しか持たない」との主張は、ドイツ文学研究者を挑発しただけでなく、メディアお抱えの文芸評論家などの痛いところをもついた。著者の直弟子フュルンケースの解説と、基礎的なドイツ文学のデータを含む、多数の訳注を付した。文学史の流れが一目で分かる年表付き。

■目次
第1章 「ドイツ的」とは何か
第2章 うまくいかなかった始まり
 見失われた中世
 遅れてきた近世
第3章 うまくいった始まり―十八世紀
 牧師の息子たち、美神の息子たち
 新しい言語
 不滅のポエジー
第4章 進展、回帰、終焉
 進展―十九世紀
 回帰と終焉―二十世紀
第5章 文学の歴史

■訳者等
フュルンケース,ヨーゼフ
慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻教授

和泉 雅人
慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻教授

安川 晴基
慶應義塾大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)