2013-06-06

『メディアとしての紙の文化史』


概要
印刷することもできれば、物を書くことも、破ることも折りたたむこともできる、白い魔術の顕現・・・紙。
電子ペーパーの時代を迎えた今、近代以降の礎となったアナログの世界、すなわち「グーテンベルクの時代」とそれを包括する「紙の時代」を新たに検証し、文学・史料の援用をまじえながら、物質/情報両面の媒体(メディア)たる紙を論じる。

目次
プロローグ

� ヨーロッパにおける紙の普及
第1章 サマルカンドからの紙片
第2章 高まるざわめき
第3章 普遍物質

� 版面の裏で
第4章 〈印刷されるもの〉と〈印刷されないもの〉
第5章 冒険者と紙
第6章 透明な活字

� 大規模な拡大
第7章 整紙機の悪魔
第8章 新聞用紙と、大衆紙の成立
第9章 照らし出された内面世界
第10章 近代の紙

エピロローグ/解説(原克)/参考文献/原注/索引
メディアとしての紙の文化史
メディアとしての紙の文化史

メディアとしての紙の文化史

著編者: ローター・ミュラー著
訳者: 三谷武司訳
ISBN: 9784887218130
価格(税込): \4,725
刊行: 2013年5月
分類: 人文社会
在庫: 在庫あり