2013-02-27

その演説にあのカフカも大笑いしたという伝説のユーモア・ノンフィクション小説

プラハ冗談党レポート : 法の枠内における穏健なる進歩の党の政治的・社会的歴史
ハシェク ヤロスラフ【著】;栗栖 継【訳】, トランスビュー, 2012.6.5, 488p


国家権力に笑いで一泡吹かせたい!プラハの居酒屋に、作家、アナーキスト、建築家、画家、自称革命家などが集い新党を結成、政治維新を企てた。つきまとう私服刑事を出し抜き、密告者をオチョくり、徹底取材で対立候補をコキおろす。その演説にあのカフカも大笑いしたという伝説のユーモア・ノンフィクション小説を、名訳者・栗栖継が八年の歳月をかけてついに完成。

[目次]

第1部 穏健なる進歩の党の年代記より(初期の綱領
オポチェンスキーとクリメシュ ほか)
第2部 穏健なる進歩の党の三名の伝道の旅から(チェコの批評家フランティシェク・セカニナ教授
画家のヤロスラフ・クビーン ほか)
第3部 党は選挙戦に打って出る(最近の選挙活動での法の枠内における穏健なる進歩の党のマニフェスト
偽造された、または腐敗した食料品について ほか)
第4部 法の枠内における穏健なる進歩の党のスパイ事件(「チェスケー・スロヴォ」編集局の一日
「チェスケー・スロヴォ」編集長イージー・ピフル ほか)